薬師瑠璃光浄土の菩薩様で、日光菩薩は日光のあまねく際限のない徳(めぐみ)を、月光菩薩は月光の清涼な法楽(よろこび)をあらわしています。
当山のものは、南北朝時代(14世紀中頃)当時足利幕府に重用されたた院派仏師の作と推定されています。檜造りで宋風の影響がみられ、裳の上端部の折り返しをお腹のところで表現している立像は珍しいものです。