金剛力士・密迹力士(仁王) | こんごうりきし・みっしゃくりきし(におう) |
- 概要
この仁王像二体は、平安時代後期(12世紀後半頃)の作で、世田谷区内に現存する仏像の中でも最古のものに属し、美術的にも高く評価されています。 向って右を阿形(あぎょう)像=「金剛力士」、左を吽形(うんぎょう)像=「密迹力士」といいます。 像高は270数cm。 忿怒形ながら穏やかな表情、筋肉の盛り上がりをあまり強調しない なだらかな肉どり、簡素な衣文など、平安後期の作風を示し、作柄に地方的なくずれを認めず、中央(京都・奈良ないしその周辺)での製作と考えらています。
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