五百羅漢坐像九躯 | ごひゃくらかん ざぞう きゅうたい |
- 概要
目黒羅漢寺に安置されていた五百羅漢坐像のうち、九体が当寺の阿弥陀堂に奉安されており、東京都指定有形文化財に指定されています。 五百羅漢とは阿羅漢果を得た五百人の高僧のことで、阿羅漢とは小乗において悟りを極めた位をいいます。当寺のお像はもと目黒羅漢寺の本堂に安置されていた数百躰のお像の一部で、松雲元慶が元禄4年(1691)から同8年(1695)頃までに造立したとされます。 像高82.4〜90.4cm。その作風は自然な姿態のなかに一種粘りのある表現を示すところなど、この時代の彫刻の中では様式技法両面で、異彩を放っています。
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